コラム茶の向くままに

5分でできる! フライパンで緑茶をほうじ茶に焙煎する方法

2013.07.29

6/19日放送のためしてガッテン「これぞスーパー日本茶 格安美味!幸せ1200倍」。
みなさんご覧になりましたでしょうか。

番組内では市販の茶葉をフライパンで焙煎する方法が紹介されていましたが、蘇った香りの豊かさに出演者の方々からは「甘い香りがする」「ポン菓子みたい!」「コーヒーみたいなにおいもする」など、お茶のイメージからはほど遠い感想が聞かれました。

ご覧になったみなさんの中には、本当にそんな香りがするのだろうか? なんて思われた方もいらっしゃると思います。

そこで、お茶屋としてここはみなさんに代わり、緑茶をフライパンで焙煎する方法を実践してみたいと思います。その向こうに果たしてガッテンはあるのか!

用紙するもの

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用意するものは、
・茶葉15g
・菜箸
・フライパン(ふたも一緒に)
・濡れぶきん
たったこれだけです。

フライパンで緑茶をほうじる方法

では、早速実践スタートです。

ステップ1:フライパンを強火で30秒ほど温めます。

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ステップ2.火を止め、ぬれぶきんの上でフライパンを2秒ほど冷やします。

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ステップ3:再びコンロの上にフライパンを戻し、茶葉を投入。

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このとき、茶葉はフライパンの面に広がるようにします。

ステップ4:ふたをして、そのまま2分30秒待ちます

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中の香りが気になりますが、ふたは開けずに待ちましょう。

ステップ5:ふたを取り、強火で1分ほど煎る

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焦げないように混ぜながら1分ほど強火で加熱しましょう。

すると、香りにつられて、他の社員がなんだなんだ、と集まってきました。
それもそのはず、加熱しはじめるとやさしく甘い香りが漂い始めたのです。

中には、「あたしこの香りの芳香剤あったら買う」なんて言葉も出るほど、本当に癒される香りでいつまでも嗅いでいたい気持ちになりました。

ステップ6:煙が立ったら火を止め、余熱で1分ほど煎ります。

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ステップ7:煙がおさまったらフライパンから茶葉を下ろします

茶葉はグリーンの部分と茶色い部分がまばらなままでも問題ありません。
試しに、煎る前と煎った後で比較してみました。

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左が煎る前、右が煎った後となりますが、茶葉が膨らみ、色も濃くなり、煎る前よりも香ばしさが増し、豊かな香りになりました。

お茶を淹れた状態での色の比較

完成したほうじ茶を、早速淹れてみることにします。
せっかくなので、煎る前の茶葉と煎った後の茶葉、両方で淹れた状態を比較してみました。

煎る前

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煎った後

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この通り、差は歴然。煎っただけでこんなに色の違いが楽しめるんです。

ちなみに、ほうじ茶は香りのお茶ですので、淹れる際は沸騰した熱いお湯を使用するのがおすすめです。

煎った茶葉で淹れたお茶のお味は?

そしてついに、自分の手で煎ったお茶を飲むときがきました!
口に運んでみると・・・、

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さっきまでこの茶葉が緑茶だったのがうそのような、香ばしい香りが鼻を抜けていきます。また、緑茶の青さが抜け、スッキリとした飲み心地。

集まってきていた他の社員にも飲んでもらったところ、「緑茶よりもこっちのほうが好き」「わたしは今までに飲んだことない不思議な感覚」、「もうちょっと煎ってみたいな」と、気づけば、お茶談義に花が咲いていました。

お茶の香りが人を呼び、お茶を囲んだなごみのひとときが生まれる。
改めて、お茶の持つ素晴らしさに気付かされた1日でした。

頂き物でしまったままの古くなった茶葉がある、なんて方はぜひ1度あなただけの焙じ茶作りに、トライしてみてください。

お茶ってこんなにおいしくて、すてきな飲み物だったんだ、と感じて頂ければわたしたちも嬉しいです。

札幌の日本茶専門店|お茶の大森園

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