久しぶりに集まったコラム「茶の向くままに」チームは、抹茶カレーに挑戦！後編では、カレーに抹茶を初投入したところで終えた前編からの続きをお送りいたします。

前編からお読みになる方は前編よりご覧ください。

作り方５：いざ！ カレーの海へ深緑の抹茶を投入！何袋が適量？

さあ！ ついに、カレーの鍋に抹茶を投入するときがやってまいりました！

息を飲みながら全員がひとつの鍋を見守る中、最初の一投を・・・

カレーのとろみに抹茶のとろみが音もなく沈みこんでいきます。しかし互いの主張は激しく、全く混じり合う気配はありません。

あらためて覗き込むその風景は、茶色い海に浮かぶ緑豊かな大地。この鍋の中でいまあらたな世界が誕生した、そんな錯覚さえ覚えるほどです！

ああ、この世界の誕生をずっと見ていたい。

でも、

混ぜなくては、、でも、でもでも・・・

あーー！（混ぜられちゃいました・・・）

色の比較

さて、ここで色の比較をしてみましょう。

左がビフォー、右がアフターです。
やや黒ずんだ印象です。が、誰がどうみてもまだただのカレーです。

そして、新語「追い抹茶」の誕生？

まだまだ見た目的に抹茶感が欲しかった私たち。

「もう２袋いっちゃおっか」
「そうだね、”追い抹茶”だね」
「オリーブオイルに対抗だ」

すかさず、こんな会話が成り立ってしまうのでした。

追加の１袋分を追い抹茶。

「ちょっと見て！ 北海道誕生した！」なんて一喜一憂しながら、

追い抹茶を重ねていき、最終的には６袋・計12グラムの抹茶を投入。
ついに私たちの抹茶カレーは完成に至りました。

実食：抹茶カレーのお味は？

実は抹茶投入前のものも残しておいたので、２色カレーにしてみました。

みんな恐る恐る、緑がかった抹茶カレーを口へ運びます。

「ん・・・ あ、お茶の味する」
「すこし重めのルーになったね。」
「私、このノーマルカレーと混ぜるとちょうどいいかも」
「私は全然抹茶カレーだけでも平気。美味しい美味しい、うん、ありな味だなぁ」

とみな思い思いの感想が出ました。

最初、すこし曇った顔をしていたあるスタッフですが、

「あ、そっか、ノーマルと食べ比べるからお茶を気にしてしまうんだ。最初から抹茶カレーだけがでてくれば、これはこれで受け入れられそう。うんうん、ノーマルと混ぜるとちょうどいいね」

と好印象。

最後にひとつだけ全員一致したのは「抹茶入れすぎちゃったかもね・・」でした。

久しぶりのコラム再開＆鍋の中の新世界誕生とあって、ちょっぴり調子にのってしまった茶の向くままにチームなのでした。

ということで、前編の掲載レシピでは、抹茶は４袋と記載しています。お好み次第で加減していただいてよいと思いますが、くれぐれも入れすぎにはご注意を！